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防衛問題研究家・桜林美佐氏 「台湾有事」は「日本有事」だ 災害派遣は自衛隊の本来任務に支障のないように (1/2ページ)

 「部品が足りなくて、廃材置き場に探しに行くんですよ…」

 「台湾有事」が現実味を帯びてきたと言われるなか、これが自衛隊の現実だ。

 「可動率」という言葉がある。これは装備がどれだけ動けるかを表すものだ。よく、「〇〇を△機も持っている」などと言われるが、本来はそれより、「どれだけ動けるか」の方が重要なのだ。

 これは当然、秘中の秘であり、各国の装備の可動率は分からない。では日本は? 現状の予算で維持整備を十分に行うことは不可能に近い。しかし、その実情を世界に知らせるわけにはいかないため、私たちも知ることはない。

 私は、災害派遣で隊員の教育・訓練が縮小されて将来的に影響が出かねないため、自衛隊は緊急性のある期間にとどめて民間に移行することが必要と訴えてきた。立て続けに起きた山火事で消火にあたったヘリも年間の飛行時間が決められており、その後の訓練などに影響するのだという。

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