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【ケント・ギルバート ニッポンの新常識】エスカレートする「無責任国家」中国の暴走 性善説が当てはまらない国に最大限の警戒を (1/2ページ)

 中国が、独自の宇宙ステーション建設のために打ち上げた大型ロケット「長征5号B」の残骸が9日、モルディブ近くのインド洋に落下した。当初、人口密集地に落下する可能性も指摘されていたが、中国側の情報公開は少なかった。大惨事につながりかねず、あまりにも無責任過ぎる。

 欧米では、推進装置などを使って残骸を無人の海に誘導して落下させるが、中国はこうした制御をしていなかったという専門家の見方がある。急速な経済発展を遂げて超大国となったが、本来最優先すべき「安全性」を考慮していなかったとすれば、許されない。

 ロイド・オースティン米国防長官は「宇宙領域で活動する者は、安全で思慮深く行動する義務を負うべきだ」と批判し、米航空宇宙局(NASA)も「中国は責任ある基準を満たしていない」という怒りの声明を発表した。当然である。

 ドナルド・トランプ前政権は2019年12月、陸海空軍などと並ぶ6番目の独立軍として「宇宙軍(スペースフォース)」を創設したが、その意義がよく分かる。中国のような「暴走国家」を止めるためだったのだ。

 在日中国大使館は4月29日、ツイッターの公式アカウントに、米国を「死に神」になぞらえて揶揄(やゆ)するような画像を投稿した。

 「米国が『民主』を持って来たら、こうなります」とのメッセージとともに、星条旗をまとった「死に神」が鎌を持ち、イラクやリビア、シリアなどと書かれた扉をノックする様子が描かれ、扉の奥から血が流れ出していた。翌日削除されたが、国家を代表する大使館の発信とは信じられない。共産党のプロパガンダ機関であることを証明したようなものだ。

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