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【ニッポン放送・飯田浩司のそこまで言うか!】ワクチン架空予約問題、システム不備より接種が進まないことが重大リスク! 自衛隊大規模接種スタートも…場当たり的な対応に疑問 (1/2ページ)

 今年の初め、「新型コロナ対策は、ワクチンの普及が問題だ」「ワクチン忌避が強いのではないか?」などと、医師の方々と話していました。

 欧米で接種が始まった「mRNAワクチン」について、当時、メディアで詳細に解説されていました。新技術を使ったワクチンで、副反応の報告が強調されていたので、国民の拒否反応が心配だったのです。子宮頸がんワクチンでも分かる通り、世論が拒否反応を示せば行政も勧奨しなくなってしまいます。

 ある医師が「政府は契約数や、春先になれば日本に入ってくると強調しているが、国民に忌避されては意味がない」と、非常に気をもんでいたのが印象的でした。

 では、約半年たった今はどうかというと、「接種の進みが遅い」と批判されています。

 報道各社の世論調査でも、「接種の進み具合がうまく行っていない」という趣旨の回答が8割を超えています。一方、接種したいかを聞くと、「受けたくない」という回答は1割もありません。すなわち、「ワクチン忌避」という懸念はクリアし、「打ち手不足」という新たな懸念が生まれたということです。

 それに対応するため、政府は自衛隊が運営する大規模接種センターを東京と大阪に設置しました。予約は先週から始まり、24日から接種もスタートしています。

 一部メディアが、架空の接種番号で予約できるかを検証してシステムの不備を報じたことに、防衛省が「極めて悪質」と抗議するなど、事前から物議を醸しました。

 そもそも、この構想が表に出てきたのは、東京で3度目の緊急事態宣言が発令された4月25日前後です。菅義偉首相は「自衛隊の活用」に言及していましたが、1日1万人もの大規模接種が明らかになってから、接種スタートまで1カ月もありませんでした。

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