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「愛猫を助けたかった」金正恩命令に逆らったある一家の悲劇 (1/2ページ)

 新型コロナウイルスに対して、「病的」なほどの恐怖心を示す北朝鮮。不確かな情報による対策を行う事例がしばしば報告されている。その一つが猫の抹殺だ。

 「ウイルスを持ったまま国境を越えて中国からやってきて国内で広めかねない」との理由で野良猫に対して抹殺令を下す一方で、ペットとして飼われている猫に対しても、殺処分を行うように指示を下した。

 その結果、ネズミが増える結果をもたらしたという。ローマ教皇インノケンティウス8世が1484年、猫はサタンの化身で汚れた存在だと宣告したことで、猫の虐殺が行われ、のちのペスト大流行の遠因となったと言われている。中には飼い主まで魔女扱いされ処刑された事例もあったとのことだが、それから500年以上経った21世紀の北朝鮮で、当時の悲劇を想起させるような出来事が起きた。

 (参考記事:北朝鮮、コロナ対策で「ネコ抹殺令」…従わねば人間も危ない

 両江道(リャンガンド)のデイリーNK内部情報筋は、恵山(ヘサン)市中心部の城後洞(ソンフドン)の自宅で、密かに猫を飼っていた40代のチェさんの一家4人が、20日間の隔離処分を受けたと伝えた。

 (参考記事:北朝鮮「骨と皮だけの女性兵士」が走った禁断の行為

 一般的に、北朝鮮での自宅隔離は、玄関に「隔離」と書かれた紙を貼り付けて封印、外出はおろか、外部とのやり取りを一切禁じるという厳しいもので、食糧支援も受けられず、餓死する人もいるほどのひどいものだ。

 (参考記事:北朝鮮「骨と皮」だけの一家を待っていた悪夢の8日間

デイリーNKジャパン

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