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五輪まで1カ月、酒類販売“見送り”の裏 世論うかがう観測気球か 開催議論は次第に「開催を前提とした個別論」に変化 (1/2ページ)

 新型コロナウイルスの影響で延期となった東京五輪は、7月23日の開幕まであと1カ月となった。観客数の上限は「定員の50%以内で最大1万人」と決まり、会場での酒類販売も見送る方針で、混乱しつつも開催に向け実行段階に入った。

 政府や大会組織委員会は23日、競技を開催する自治体との連絡協議会をオンラインで開催、丸川珠代五輪相や組織委の橋本聖子会長が、国際オリンピック委員会(IOC)などとの5者協議の内容を報告する。

 会場での酒類販売について大会組織委は見送る方針を固め、関係機関と最終調整に入る。丸川五輪相は22日の記者会見で「大声を出さない、拍手だけで応援するという観戦スタイルがしっかり貫かれるような形でご検討いただきたい」と述べていた。

 五輪開催については中止を求める世論も多かったが、次第に議論は「有観客」か「無観客」かに移り、次は観客数、酒類販売の是非と、開催を前提とした個別論に変わった。酒類販売も世論をうかがう観測気球だったとの指摘もある。

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