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【有本香の以読制毒】自民党よ堂々と政策を語れ 小池都政を糾す唯一の党派 なぜ「都民税減税」アピールしない? やたらと目立つ「女性」連呼 (3/3ページ)

 余談だが、その公明党と「都議選で共闘するために」と、国会でのウイグル問題などでの対中非難決議を見送ったのが自民党本部の二階氏一派だ。

 4年前の屈辱から今回、起死回生を狙う自民党だが、その選挙の戦いぶりにもあえて苦言を呈す。

 私が言うのも何だが、今都議選での自民党の公約はよくできている。特に「都民税20%減税」という公約は、コロナで傷んだ都民の多くに届くはずだ。なのに、これを強力にアピールする候補を見かけない。有名タレントや国会議員らの応援を得て練り歩き、女性議員や女性候補らが「女性として~」「母として~」と叫ぶ姿などが目立つ。

 最近の自民党には、国政でもやたらと「女性」連呼の議員が目立つが、女性という属性を持ち出したその瞬間、有権者の約半数(男)を排除したことになるとなぜ分からないのか。これでは、立憲民主党や社民党と変わらない。80年代のマドンナ旋風じゃあるまいし、「女」選挙などもう古い。ウンザリだ。やめてほしい。

 ついでに、国際情勢や人権問題に興味なさそうに感じる自民党幹事長室と、公明党の「近過ぎる関係」もいい加減、やめてほしいものだ。

 ■有本香(ありもと・かおり) ジャーナリスト。1962年、奈良市生まれ。東京外国語大学卒業。旅行雑誌の編集長や企業広報を経て独立。国際関係や、日本の政治をテーマに取材・執筆活動を行う。著書・共著に『中国の「日本買収」計画』(ワック)、『「小池劇場」の真実』(幻冬舎文庫)、『「日本国紀」の副読本 学校が教えない日本史』『「日本国紀」の天皇論』(ともに産経新聞出版)など多数。

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