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【高橋洋一 日本の解き方】誰が韓国大統領になっても“親日政権など期待できない” 出馬の前検事総長は関係改善に意欲も…新政権に甘い対応は禁物だ (1/2ページ)

 韓国大統領選に尹錫悦(ユン・ソンヨル)前検事総長が出馬表明した。大統領選の結果によって日韓関係が改善することは期待できるのだろうか。

 記者会見で日韓関係について問われると、尹氏は「今の韓日関係は回復不可能なほどだめになった」と指摘し、イデオロギーにこり固まった文在寅(ムン・ジェイン)政権の姿勢に原因があったとした。その上で、尹氏は日韓関係改善に意欲を示し、「慰安婦や徴用工の問題、安保協力や経済の懸案を全て一つのテーブルにのせ、グランドバーゲンするアプローチが必要だ」と語った。

 グランドバーゲンとは過去の対北朝鮮交渉で使った一括妥結方式を意味する表現だ。日韓間に防衛と外務の「2+2」形式や、防衛と外務、経済の「3+3」形式など各担当相による協議体を立ち上げ、関係回復を図っていく必要性にも言及したと報道されている。

 日韓関係について、尹氏による文政権への批判はその通りだ。であれば、文政権でやったことを取り消せばいい。慰安婦問題では、朴槿恵(パク・クネ)政権時代の日韓合意まで戻ればいいし、いわゆる元徴用工問題では、日韓請求権協定にのっとり、肩代わりの法律を韓国政府が作ればいい。

 日本としてはそもそも交渉すべき問題ではないので、政権が代わったからといって交渉するというのは筋が通らない。

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