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【日本の元気 山根一眞】知られることのない仕事に深く感謝 “明るい街”を守る街路灯の保守作業 (1/2ページ)

 東京・杉並の自宅前の道路東方向はちょっと暗い。自宅前の街路灯の間隔が長いのではないかと思い、街路灯の設置間隔を調べてみた。夜の犬の散歩ついでに、わが家の前の道路、約380メートルを歩数で調べたのだ。

 「1、2、3歩…」と口ずさみながら街路灯の間隔を歩数勘定しメモしたが、25-40歩間隔が多いことがわかった。一方、わが家の前から東方向は95歩で、暗いはずだと納得。翌日の昼、このあたりに街路灯があればいいのに、と目星をつけた場所の電柱を見上げたところ、何と街路灯が設置してあるではないか。故障していたのだ。サイズが小さいLED照明ゆえ、夜間に見上げても気付かなかったのである。

 その照明器具の下に故障時の杉並区役所の電話番号と「A+4桁数字」の街路灯番号を記したプレートが貼ってあったので、夕方5時前に電話で故障を告げた。夜9時、いつもの犬の散歩に出てびっくり。すでに修理が完了。自宅前の道路が一変、明るくなっていた。何という迅速対応!

 毎晩、私たちは街路灯のおかげで安心して歩くことができるが、これまで私は街路灯のことなど考えたことはなかった。そこで杉並土木事務所を訪ね、所長と街路灯係長に実情を聞いた。

 面積約34平方キロメートルの杉並区の街路灯は区道、私道合わせて約3万4000基あり、街路灯の年間予算は約6億円(今年度)。1960年代から毎年設置を続け、今日の明るい街が実現した。設置間隔はおよそ30メートル。他に国道や都道の街路灯が加わるが、それらの管理は国、都になる。

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