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【ジュリア・ミント プーチンの国より愛を込めて】障害のある男と写真家の奇跡の物語 (1/2ページ)

 ドブラヴィーチェル、親愛なる日本の皆さま!

 今回は、障害を持った中年男と写真家がつなげた奇跡の物語をご紹介いたします。

 この物語の主人公で現在42歳のユーリは、新生児のときに孤児院の玄関に捨て置かれ、親の顔も知らぬまま孤児院で育てられました。

 物心つく年齢に発達障害と診断された彼は障害児として成長し、孤児院を出ると用務員になりました。そんなユーリでしたが、町の人々は彼が一生懸命掃除する姿や、子供たちに優しいことを長年見てきました。

 しかし数年前、突然ユーリが町から消えてしまったことがありました。彼は親切を装って近づいてきた詐欺師にだまされ、自分名義で70万ルーブルの借金を背負わされ、そのお金を取られたあげく、詐欺師とその仲間によって人里離れた村に連れていかれていたのです。

 それからしばらくの間、ユーリは詐欺師たちに監視され暴力を振るわれながら、最低限の食べ物だけを与えられた環境で無休の奴隷労働をさせられていました。

 そんなある日、彼らにオノで殺されそうになったユーリは、一瞬のすきにその場から逃げることに成功し、何十キロも歩き続けて故郷の町まで戻ってくることができたのです。

 衰弱した状態で町に戻ったユーリが頼った先は、昔から知るある家族の家でした。

 「僕が初めてユーリと出会ったのはまだ子供の頃で、母が働いていた障害児のためのサマーキャンプだった」

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