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【ケント・ギルバート ニッポンの新常識】五輪「無観客」決定 あまりにも「無能」な判断 (1/2ページ)

 来週23日に開会式を迎える東京五輪は、大半の会場で「無観客」開催が決まった。私はこの決定を到底納得することができない。ハッキリ言わせてもらうが、あまりにも「無能」な判断と言わざるを得ない。

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で昨年、五輪の1年延期が決定された。当時は、新型コロナの正体が分かっていなかったため仕方ないが、あれから1年が経過している。いくらでも「有観客」開催に向けた作戦・準備ができたはずだ。

 菅義偉首相は、東京都に4度目の緊急事態宣言発令を決めた8日、ワクチン接種のスピードが先進国の中でも最速だと記者会見で説明していたが、「Our World in Data」を見る限り、それほど大きく変わらない。

 五輪の開催時期は決まっているのだから、前もってワクチン接種を進めればよかっただけの話である。接種開始が遅れたことを言い繕うように、スピード感を持ち出されても話にならない。

 実際、ワクチン接種が始まってから、重症者数や死亡者数は減り、病床使用率も低下している。なぜ、このことをもっとアピールしないのか。

 一部の野党やワイドショーは、インド由来の「デルタ株」や、新規感染者数の増加ばかり強調している。65歳以上の感染者が減って危機は軽減されているのだから、左派勢力の印象操作に押し切られてはならない。

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