記事詳細

子供向け学習図鑑は日本独自に発展「他国の同類書籍を見たことない」 (1/2ページ)

 図鑑と聞いて誰もが真っ先に思い浮かべるのは、子供の頃に手にした“学習図鑑”ではないだろうか。捕まえた虫の名を調べたり、夏休みの自由研究の調べものをしたり。

 「子供のための学習図鑑は、実は日本で独自に発展したものです。本の国際見本市でも他の国の同類書籍を見たことがありません」

 こう話すのは、図鑑の編集に携わり、その歴史にも詳しい小学館の北川吉隆図鑑室長だ。

 学習図鑑の祖は、1949年に保育社から刊行された『学習理科図鑑 生物篇』といわれ、1956年から「小学館の学習図鑑シリーズ」の刊行が始まった。

 「1巻目の『植物の図鑑』では著者が読者に向けて〈植物とお友だちになるには、まず種類のなまえを知らねばなりません〉と呼びかけ、図鑑の基本が伝わってきます。しかし全28巻の中には『保健の図鑑』『音楽の図鑑』など、こんなものまで図鑑になったんだ、と目から鱗のものもあります(笑い)」(北川室長)

 高度経済成長期とも重なり、300万部も売れた巻もあったという。

NEWSポストセブン

関連ニュース