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「人々が力を合わせ世界をより良く」ビジョン共有する大会へ 安倍前首相、五輪独占インタビュー コロナ、外交、次期衆院選など展望語る (1/4ページ)

 東京五輪は、新型コロナウイルスの影響による史上初めての1年延期を経て、23日午後8時から、東京・国立競技場(新宿区)で開会式を行う。大会は史上最多の33競技、200以上の国と地域から1万1000人余りが参加する予定だ。コロナ禍で、大半の会場で「無観客」開催となったが、「平和でよりよい世界をつくる」というオリンピック精神は変わらない。2013年、アルゼンチン・ブエノスアイレスでの国際オリンピック委員会(IOC)総会で、五輪招致成功に導くスピーチを披露した安倍晋三前首相が開幕直前、夕刊フジの単独インタビューに応じた。東京五輪への期待や、新型コロナや日本経済の現状、外交・安全保障問題、次期衆院選の展望など、一気に語った。 (矢野将史、海野慎介)

 

 --まもなく開会式だ

 「東京と日本は8年前、『世界に感動を与える五輪・パラリンピックを実施する』と約束した。新型コロナという人類史的な困難に直面するなか、多くの人々が血のにじむような努力を重ねて開会式にこぎつけた。感無量というしかない」

 --新型コロナで東京五輪の意義は変わったか

 「コロナ禍にあって、多くの国々が当初、『自国ファースト』で動かざるを得なかった。まず、自国民の命を守り、マスクや防護服などの確保に走った。そして、ワクチンの開発や提供などで『世界が協力しなければ、コロナ禍は乗り切れない』という認識が広まった。人類は助け合わなければならず、五輪も国際的協力なくして開催できない。『人々が力を合わせて、世界をより良くしていく』。このビジョンを共有する五輪になると思う」

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