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武漢研究所が“証拠隠滅”米下院報告 検査通知の数時間後…病原体データが突然消失、「疑惑の日」2019年9月12日に河添恵子氏が迫る (1/3ページ)

 日本で1万5000人以上、世界全体で435万人以上もの犠牲者を出した新型コロナウイルスの「起源」について、ジョー・バイデン米大統領は情報機関に対し、今月末までに追加調査の報告を指示している。これに先立ち、欧米の議会や研究者、メディアが、中国・武漢にある「中国科学院武漢ウイルス研究所」からの流出説を強める発信を続けている。「疑惑の日」として浮上した2019年9月12日と、習近平国家主席率いる中国共産党政府の責任とは。ノンフィクション作家、河添恵子氏が最新情報に迫った。

 「新型コロナウイルスの『患者ゼロ号』は、武漢ウイルス研究所の職員の可能性がある。研究現場で感染したというのが有力説の1つだ」

 WHO(世界保健機関)の新型コロナウイルス起源調査団を率いた医師のピーター・ベン・エンバレク氏は12日、地元・デンマークの国営テレビ2のドキュメンタリー番組でこう語った。

 「新型コロナの宿主とみられている種類のコウモリは、武漢地域に野生で生息していない」ことや、「中国の専門家らと研究所流出説についての議論をすることが困難で、報告書に入れる同意が得られなかった」ことも暴露された。

 米下院外交委員会のマイケル・マッコール(共和党)筆頭理事らも、1日に新型コロナの起源に関する84ページの報告書を公表し、「武漢ウイルス研究所から流出」との結論を導き出した。エンバレク氏の説と一致しているのは、「研究所を起源」と見定めた点であり、すなわち中共政府が発生当初から大々的に喧伝した「海鮮市場からの流行説」の否定である。

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