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【ニッポン放送・飯田浩司のそこまで言うか!】自民総裁選3候補に経済政策を聞いた 好況を呼び込み維持できる人は誰か、活発な論戦を期待 (1/2ページ)

 自民党総裁選が盛り上がっています。私の担当するニュース番組「飯田浩司のOK!Cozy up!」(月~金曜午前6-8時)でも、候補者の方々にインタビューする機会に恵まれました。

 事実上、「次の首相」になる方ですから、聞きたいことは山ほどあります。中でも気になるのは、経済政策です。

 拙著『反権力は正義ですか』(新潮新書)でも書きましたが、就職氷河期をくぐり抜けた原体験から、「経済失政は人を殺す」と実感しています。日本の労働慣行に照らすと、不況期に真っ先に影響を受けるのは若者と非正規雇用です。新卒一括採用の機会を逃すと、その後、正社員の道は厳しくなります。

 これを「自己責任」と言うのは簡単ですが、たまたま社会に出たタイミングが好況か不況かで、その後の人生が決まってしまう不条理が若者の自己責任なのでしょうか?

 私は「経済失政の帰結」だと思っています。経済に好不況は付き物ですが、せめてその影響を緩和するなり、新卒の機会を逃しても再チャレンジできるような環境をつくる工夫をすべきです。

 今回の総裁選、「好況を呼び込み、それを維持できる人は誰か」を見極めたいのです。現在はコロナ禍で経済が傷んでいますから、誰もが緊急対策を言います。当座、財政出動は拡大しますが、問題はその後です。

 岸田文雄前政調会長のインタビューで気になったのはここでした。経済が拡大した後は財政再建にも気を配ると言いましたが、では、どのタイミングで財政再建にかじを切るのか? それは、どのタイミングで増税するかと、ほぼ同義です。

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