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【ニッポン放送・飯田浩司のそこまで言うか!】ワクチン推進に徹した「仕事師」菅内閣 「1億本確保」のため日米首脳会談に活路 (1/2ページ)

 自民党総裁選が注目される一方、菅義偉首相の実績も考察されています。新型コロナ対策の緊急事態宣言延長を説明した9日の記者会見は、珍しく情に訴えるような口ぶりでした。

 政権の来し方を振り返り、「私自身が内閣総理大臣に就任して1年がたつが、この間、まさに新型コロナとの戦いに明け暮れた日々だった。『国民の命と暮らしを守る』。この一心で走り続けてきた」と切り出し、「本当にありがとうございました」と深々と頭を下げていました。

 コロナとの戦い。それは、何をやっても批判され、何もしなければ事態が悪化し続けるという「無理ゲー」でした。そこで、唯一武器となったのはワクチンです。ただ、これも「不安だ」「遅い」「足らない」とたたかれ、やはり何をしても批判を浴びました。

 遅いのには理由があり、米製薬大手ファイザーが治験を始めた当時、日本は感染者数が欧米と比べて2ケタ違い、後回しでした。

 ただ、今月初めにインタビューした河野太郎ワクチン担当相は「ファイザーは、米国在住の日本人を国際治験の中に入れてくれていた。日本の駐在員や留学生などを百数十人集めて実施していて『日本人も取ったデータがあるよ』ということだった」と明かしました。これを活用すれば、ワクチン接種は早まる可能性もありました。

 しかし、「厚生労働省が『米国と日本では食べ物なども違うからダメだ』といい」治験データが不十分とされ、「再度、昨年10月に日本で160人の治験をやった」(河野氏)そうです。

 以前、昨年の臨時国会での野党の主張を紹介しましたが、厚労省の主張と軌を一にしています。そして、しっかりとした国内治験を行うことが、改正予防接種法の付帯決議に盛り込まれました。

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