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【長谷川幸洋 ニュースの核心】“日米をテスト”中国軍機の台湾進入 「怒り」伝わらない岸田・バイデン政権の傍観的対応 救いは高市氏の「台湾TPP加盟支援」発言 (1/3ページ)

 岸田文雄首相は8日、初の所信表明演説を行う。新型コロナウイルス対策の抜本的強化とともに、外交・防衛政策の基本方針にあたる「国家安全保障戦略」の改定などを表明する。軍事的覇権拡大を進める習近平国家主席率いる中国共産党政権を視野に、日米同盟を基軸に「自由で開かれたインド太平洋」を強力に推進する姿勢だ。こうしたなか、中国が、蔡英文総統の台湾への軍事的圧力を強めている。ジョー・バイデン米政権は、中国の暴走を止められるのか。岸田政権は、対中強硬姿勢を貫けるのか。ジャーナリストの長谷川幸洋氏が迫った。

 中国が台湾の防空識別圏(ADIZ)に連日、大量の戦闘機や爆撃機を進入させている。台湾当局によれば、その数は1日から5日までに計150機に及んだ。異様な軍事的挑発だ。

 それだけではない。

 中国共産党機関紙「人民日報」系の英語紙「グローバル・タイムズ(環球時報)」は4日付社説で、「蔡総統が就任してから、台湾海峡をめぐる平和協力は崩壊した。米国と民進党は中国を標的にして、台湾を米国のインド太平洋戦略に組み入れようとしている。彼らが今の状況を変えないなら、中国は軍事的懲罰の引き金を引くだろう」と警告した。

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