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【長谷川幸洋 ニュースの核心】“日米をテスト”中国軍機の台湾進入 「怒り」伝わらない岸田・バイデン政権の傍観的対応 救いは高市氏の「台湾TPP加盟支援」発言 (3/3ページ)

 ◆救いは高市氏の発言「台湾TPP加盟支援」

  岸田首相は、自民党総裁選で新疆ウイグル自治区の人権弾圧を念頭に、人権問題担当首相補佐官を新設する意向を示していた。中国に一見、厳しいようだが、傍観者のような対応で、中国は「岸田政権も大したことはない」と判断したのではないか。

 救いは、自民党の高市早苗政調会長が保守系議員の会合で、台湾の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への加盟申請を支援する考えを示したことだ。衆院選の党公約に明記することも検討する、という。

 岸田首相は、衆院選投開票日の31日にローマで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議に、オンラインで参加する方針を示唆している。だが、ここは各国首脳と対面で議論し、中国に西側の強い団結を示すべき局面だ。

 ■長谷川幸洋(はせがわ・ゆきひろ) ジャーナリスト。1953年、千葉県生まれ。慶大経済卒、ジョンズホプキンス大学大学院(SAIS)修了。政治や経済、外交・安全保障の問題について、独自情報に基づく解説に定評がある。政府の規制改革会議委員などの公職も務めた。著書『日本国の正体 政治家・官僚・メディア-本当の権力者は誰か』(講談社)で山本七平賞受賞。ユーチューブで「長谷川幸洋と高橋洋一のNEWSチャンネル」配信中。

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