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日大の補助金90億円“大幅減額”か 背任事件で「役員逮捕、起訴」条件に該当 過去に「タックル問題」などで35%減 (1/2ページ)

 日本大学の付属病院の建て替え工事をめぐる背任事件で、東京地検特捜部に背任容疑で逮捕された日大理事の井ノ口忠男容疑者(64)が関連会社を実質的に支配し、不正な資金流出を主導した構図が浮かんできた。捜査が進展すれば、日大が国や自治体から支給されている約90億円の補助金が大きく減額されることも予想される。

 日大の関連会社「日本大学事業部」は、日大から設計業者の選定などを委託された。産経新聞によると昨年2月ごろ、井ノ口容疑者は意中の都内の設計会社が評価点で1位を取れなかったことを知ると、「それでは困る。どうにかできないか」などと不満を示し、日大事業部の社長ら複数人に評価点を水増しするよう指示したという。

 日大事業部の取締役だった井ノ口容疑者は物品調達の業者選定などをめぐっても主導権を持ち、上役にあたる社長でさえ逆らえない状態だったとされる。日大事業部の社長らは特捜部の任意の事情聴取に「井ノ口容疑者が怖かった」などと供述しているという。

 特捜部の発表などによると、評価点の改竄(かいざん)後、都内の設計会社は設計業務を約24億円で受注。井ノ口容疑者の指示を受け、日大から支払われた着手金の一部2億2000万円を大阪市の医療法人グループ前理事長、籔本雅巳容疑者(61)=同容疑で逮捕=が保有する都内のコンサルタント会社に送金したとされる。

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