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甲府放火、事件後に逃走計画か 逮捕の少年「自殺を考えたが死ねず、人のいない所へ」

 甲府市で住宅が放火され、住人の井上盛司さん夫婦とみられる遺体が見つかった事件で、次女への傷害容疑で逮捕された少年(19)が「(事件後に)自殺を考えたが死にきれず、誰もいない所で一人で生きていこうと思っていた」という趣旨の供述をしていることが16日、分かった。山梨県警南甲府署捜査本部は、逃走を続ける計画もあったとみて調べる。

 井上さん宅は12日午前3時50分ごろに出火、刃物で刺された痕のある2人の遺体が見つかった。少年は出火前に井上さんの次女を殴った疑いで逮捕されている。

 捜査関係者によると、少年は井上さん宅から徒歩で離れ、自分で車を運転して移動。この間に、衣服を着替えていた。車で向かったのは甲府市から南で、山間部の多い静岡県境。最終的に井上さん宅から約30キロ近く先にある山梨県身延町の駐在所に出頭したのは出火から約15時間後だった。

 少年は井上さんの長女と同じ学校だった時期があり、「一方的に好意を寄せていたが、思い通りにならなかった」などと供述。「LINE(ライン)をブロックされた」という趣旨の供述もしているという。

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