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【高須克弥 Yes!高須のこれはNo!だぜ】どの層からも敵視されない岸田さん 自民党総裁選を振り返る (1/2ページ)

 新たに発足した岸田文雄政権の支持率は、菅義偉前政権発足時と比べて低い。衆議院が解散して、これから選挙に突入していくけど、どうなるかね。

 ボクとしては、自民党の新総裁に岸田さんが選ばれたのは、いい落としどころだったと思うんだよね。安倍晋三さんと麻生太郎さんコンビの思惑通りじゃないかな。もともと岸田さんは「ポスト安倍」の有力候補だったわけだし。自民党としては選挙を目前に控え、内部分裂を恐れていただろうからね。

 サルの頭、タヌキの体、ヘビの尾っぽを持つ「ぬえ」という伝説の妖怪がいてね。つかみどころがない人のたとえなどに使われる。「自民党は、ぬえのようにつかみどころがなく、だからこそ倒しにくいんだ」という話を聞いたことがあるんだ。

 確かに自民党そのものが連合政権のようなもので、議員や党員にはゴリゴリの保守からリベラル寄りまで多様な人がいる。極端な考えを持つ人が総裁に選ばれると、かえって分裂してしまう危険性がある。バランスを取った立ち位置にいて、どの層でも「この人は自分たちの決定的な敵にはならない」と思えた人物が、今回は岸田さんだったということじゃないかな。

 動向が注目されていた石破茂さんは立候補せず、河野太郎さん支持に回った。票を取れるとあてにしてたんだろう。

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