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感染対策や特別感から人気上昇“1棟貸し切り宿泊プラン” 老朽化した別荘や寮を改装し再活用 コロナ禍で広がる新旅スタイル (1/2ページ)

 宿泊業が新型コロナの感染拡大で大打撃を被る中、1日1組しか受け入れない「一棟貸し」の宿泊施設が静かな人気だ。「普段付き合いのない人との接触を避けたい」「人目を気にしたくない」といったニーズと合致。老朽化した別荘や社員寮を改修して「特別感」を演出する試みも功を奏し、家族連れを中心に堅調な予約が続く。

 

 東北有数の避暑地、宮城県蔵王町の山あいにある築30年の一戸建て別荘。「一棟貸し切り」をうたい文句に仙台市の旅行会社「たびのレシピ」が運営する。木漏れ日が差し込むリビングや温泉が引かれた風呂は掃除が行き届き、ベッドメーキングもしてある。

 蔵王町では1970年代後半~80年代に温泉付き別荘地の開発が盛んだった。しかし、その後は景気悪化や持ち主の高齢化もあり、利用されない建物が目立ってきた。

 たびのレシピ社は近年の空き家活用の動きを踏まえ、2014年から別荘を借り上げたり、買い取ったりして一般客が宿泊できる事業を始めた。食事は自炊で、利用代は1泊(1棟当たり)1万5000~5万円前後。建物ごとに人数制限がある。

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