韓国大物教授、教え子に壮絶“パワハラ” 殴打、軟禁、果ては糞尿を… (2/2ページ)

2015.07.26

 B教授の異常性はそれだけではない。外出中にもSNSで別の弟子たちに暴行を指示し、その様子をインターネットのライブ中継で確認。さらにAさんの給与を着服した上、学外でのアルバイトを強要してバイト代を奪った。自宅に帰さず事務所に軟禁し、長時間重い物を持たせたり、睡眠を妨害するなどの拷問も繰り返している。テレビ報道で見解を求められた心理学者は、「狂っている」と吐き捨てた。

 京畿道城南中院警察署は14日、暴行などの容疑でB教授ほか大学講師(29)、B教授の甥にあたる大学生(25)を逮捕、女子大学院生(29)を書類送検した。B教授は公費3300万ウォン(約355万円)を横領した疑いもあり、書類送検された女子大学院生の住宅費などに流用していたとされる。

 腑に落ちないのは、なぜAさんが2年以上も耐えたかだ。

 「Aさんは教授職に就きたい一心で耐えるうち、精神的に追い詰められ逃げられなくなった。B教授の行動はあまりに異常だが、問題の本質はナッツ姫事件と同じパワハラ、つまり弟子の処遇を意のままにできる教授の職権乱用だと受け止められている」(同)

 去年6月に大学院生2354人を対象に行った調査では、45・5%が指導教授から私的な労働の強要など不当な処遇を受けたと回答。今年5月にも、就職斡旋にあたり特定人物への贈賄を強要するなどした国立大の女性教授(54)が処分された。そのほか女子学生へのセクハラ、研究室の院生に支給される給与を指導教授が着服する事件も日常茶飯事だ。

 B教授がセヌリ党の政策諮問委員だった件を巡り、同党が事件後にウェブサイトから該当する記述を削除していたことなども問題化。「人糞教授」が投げかけた波紋は、あちこちで韓国社会を揺さぶり続けている。

 ■高月靖(たかつき・やすし) ノンフィクションライター。1965年生まれ。兵庫県出身。多摩美術大学グラフィック・デザイン科卒業。韓国のメディア事情などを中心に精力的な取材活動を行っている。『キム・イル 大木金太郎伝説』『独島中毒』『徹底比較 日本vs韓国』『南極1号伝説』『韓国の「変」』など著書多数。

 

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。