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中日・藤井、年俸問題“仲裁役”に名乗り 今季出場ゼロの“崖っぷちベテラン”が存在感

 中日最年長野手の藤井淳志外野手(39)が1日、自身の契約更改の席で、年俸交渉が難航している後輩3選手に対して助言したことを明かした。

 来季年俸をめぐっては現在、最優秀中継ぎのタイトルに輝いた福敬登投手(28)、福谷浩司投手(29)、木下拓哉捕手(28)の3人が保留中。日本プロ野球選手会から球団に抗議文が届く異例の事態に発展している。

 この事態の解決の糸口を見いだすべくベテランが動いた。

 コロナ禍で「経営、選手それぞれ影響も出ている」としながらも、「それを理由にして(話し合うのは)よくないと思う」と持論を展開。その上で「敵対する話ではない。お互いが歩み寄るというか…。主張するところは主張した方がいいと思うが、来年以降、(選手)のモチベーションになるようなやり取りができたら」と過熱気味の両者を諭した。

 契約交渉は成果に対する評価を決めるもの。後輩に対しては「納得するまで(話し合いを)すればいいと思う。別に悪いことをしているわけではないので。きちんと仕事をした上で、自分はこう思います、と。時間内に決まらなかったんで、また話しましょうということ」とアドバイスを送った。

 今季は2軍で66試合に出場し、元気な姿を見せていたものの、プロ15年目で初の1軍出場ゼロ。今季から複数年契約を結び、現状維持の推定年俸4200万円でサインしたが、崖っぷちに追い込まれている。

 「どんな1年だったか?」と質問され、「すごい質問しますね」と苦笑。5月に不惑を迎えるが「40歳で一番動くように。短距離タイムは若手に負けていないので! (目標は)40歳にしてキャリアハイ!!」とリベンジを誓った。ベテランしかできない“仲裁役”を買って出ながらも背水の陣となる来季は自らの結果にこだわらなければならない。 (山戸英州)

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