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【小田幸平 ODAの第2捕手目線】育成年代は動画や流行に流されるな 一流選手のフォームは研鑽の賜物 「フライボール革命」「フレーミング」より、まずは基本だ (1/3ページ)

 近年はユーチューブなどの発展により、プロスポーツ選手のプレー動画が誰でも手軽に見られます。中には一流選手のフォームをスローモーションで解析したものもあり、育成年代の格好の教材となっています。

 ただ、そこには大きな落とし穴も。一流選手のスイングやフォームは、たゆまぬ自己研鑽とトレーニングや反復練習、そして創意工夫の元に作り上げられています。

 例えば、豪快さと圧倒的なパワーで知られるソフトバンク・柳田悠岐外野手(32)のスイングは、アッパースイングとして認知されていますが、インパクトの瞬間まではレベルスイングに近いものです。あの迫力あるフォロースルーの形だけをまねして、グリップエンドを下げた位置からスイングを始めると、似ても似つかない形になってしまいますし、正確性も損なわれます。

 先月に巨人の宮崎キャンプを取材した際、阿部慎之助2軍監督(41)も同じことを話していました。「今の選手はユーチューブで映像を見て、形だけ物まねしてしまう。なぜその形になっているのか、どういう経緯をたどってそのスイングにたどり着いたのかという過程が大事なのに」と。