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【小田幸平 ODAの第2捕手目線】育成年代は動画や流行に流されるな 一流選手のフォームは研鑽の賜物 「フライボール革命」「フレーミング」より、まずは基本だ (3/3ページ)

 ヤンキースから8年ぶりに楽天に復帰した田中将大投手(32)が、チームメートの捕手陣に要望したことでにわかに注目が高まっている、「フレーミング」という技術についてもお話しさせてください。

 そもそもフレーミングとは、ゾーンのギリギリに来たボールかストライクか微妙な球を、審判に「ストライク」とコールしてもらう捕球技術のことです。勘違いしてもらいたくないのは、ボール球をミットを動かしストライクに見せかける「ミットずらし」とは異なること。球審に「こいつはミットをずらす」というイメージを持たれると、際どい判定で不利を受けることもあり得ます。

 審判が見やすいようにミットを前に出し、捕球時にゾーン内から外へミットが流れないようしっかり止める。まずはストライクをきっちり審判に見せるようにすること。これが基本です。そのうえで体の向きや捕球時のミットの角度など、細部を意識することでフレーミングは上達していきます。

 日本には古来から「守破離」という教えがあります。まずは基本の型を「守」り、自分に合ったより良いものへと改良して「破」り、さらにそこからも「離」れて自分独自の型を開発する。これから野球の上達を目指すみなさん、まず一歩目は基礎を守りましょう。(元巨人、中日捕手 小田幸平)