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【西本忠成 トラとら虎】制球力が阪神・ガンケルの生命線 7年マイナー転々の苦労人、チーム最多の勝ち星もおごりなし (1/2ページ)

 阪神のジョー・ガンケル投手(29)は先発スタッフの勝ち頭としてチームの信頼度を高めている。目下4勝0敗、防御率1・78はいずれもチームトップ。「昨年より安定感が増し、勝ちを計算できる存在になってきた」と首脳陣は目を細める。

 身長196センチ、体重102キロ。パワーピッチャーの印象だが、正体は違う。制球力と多彩な変化球で勝負する技巧派。「日本の投手から打者のタイミングを外す大事さを教わった。同じ1球でも常に変化をつけることを学んだ」。首脳陣や投手仲間への貪欲なまでの質問攻めは有名である。

 米フロリダ州生まれ。ウェストチェスター大を経てメジャー入りを目指したものの、果たせず7年間マイナーリーグを転々とした苦労人。鳴かず飛ばずの右腕に目をつけたのは、救援投手として2003、05年の優勝に貢献したジェフ・ウィリアムス駐米スカウト。「日本の打者はミートがうまい。抑えるには細かい制球力がカギ。ガンケルなら成功する」と推薦した経緯がある。

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