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中止か地獄絵図か サッカー男子初戦で大混乱! 南ア代表3人感染、21人濃厚接触 (2/2ページ)

 事態は逼迫している。日本戦はもう2日後だ。国際サッカー連盟(FIFA)など関係機関は、開催可否や中止の場合の勝敗の取り扱いについて協議中。組織委は濃厚接触者について、競技6時間前の検査で陰性が確認できれば競技に参加可能との認識だが、「さらに陽性者が増えれば、試合ができなくなる可能性はある」と眉をひそめるのは日本協会関係者だ。

 コロナ対策で各チームの登録枠は当初の18人から22人に拡大されたが、試合ごとに開始90分前までに18人に絞るのがルール。「そこでGKを含め最低13人いれば試合は始められるが、暑い中で選手交代もままならないのは大変。体調不良やケガに退場者も重なり、ピッチにいる選手が7人を下回ると試合は成立しなくなる」。こんな地獄絵図で日本が勝っても、世界はドン引きだろう。

 実は5年前の前回大会でも、日本の初戦は寸前まで開催が危ぶまれた。相手のナイジェリアは、財政難から航空券を用意できないなど再三のトラブルで到着が遅れ、開催地に入ったのはキックオフのわずか6時間半前。雑音に惑わされ試合前の集中力を欠いた日本は5失点を喫して敗れた。

 当時主将だった遠藤は「まさか同じような状況になると思わなかった」と苦笑しつつ、「僕らにできるのはしっかり準備すること。せっかくの五輪なのでぜひ、南アフリカと試合がしたい」と気を引き締める。濃厚接触者の選手とピッチで相対する可能性もあるが、「試合で感染する前例はあまり聞いたことがない。みんなもそんなに気にしている様子はない」と冷静に話している。

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