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【山崎武司のメッタ斬り 生涯ジャイアン】大谷翔平を徹底解剖 打ち方、体型…昨年とは全てが違う 狙える“10勝50本塁打” (2/2ページ)

 しかし、先日のオールスターのホームランダービーでは、あれだけのメンバーの中で注目度も高く、さすがの大谷も緊張して小学生みたいな打ち方になっていた。普通に打てば右中間へ本塁打になるのに、打ちたいという意識が強すぎて、引っ張ろうとして先に腰が開き、全部ボールの上っ面を叩いていた。でも来年以降は慣れて、いけると思う。

 “大谷投手”の方に話を移すと、実は日本ハムのルーキー時代に1度だけ対戦したことがある。2013年6月1日の札幌ドームでプロ2試合目の登板。5回3失点で初勝利を挙げた試合だ。

 一方の僕は現役最後の年で44歳。18歳の大谷と26歳差対決ということで話題になったが、1打席目はいきなり死球で、2打席目はレフトへ二塁打を打った。死球は150キロの抜けたシュートが指にちょっと触れた程度。球もバラついていたし、投手としてはまだまだ未熟という印象だったが、打者でここまですごくなるとは思わなかった。

 二刀流で成功しているのはベーブ・ルース以来と言われているが、100年以上も前のこと。大谷は近代野球でやれていることがすごい。投手で160キロを投げるのも魅力だけど、本塁打を60本打つことを考えれば、二刀流はどうなのかとも考えてしまう。

 でも、ここまで来たからには両方やるしかない。今季は投手でここまで4勝を挙げているので、10勝して50本塁打も狙えると思う。まるでマンガの世界。実現したら現実離れしすぎて、笑ってしまうね。これで大谷が本塁打王になれば、ゴルフのマスターズで優勝した松山英樹君以上の偉業だと思う。こんなチャンスはない。ぜひ日本人初のキングを獲ってもらいたい。(元中日、オリックス、楽天選手)