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選手村ベッド破壊で非難浴びたイスラエル、韓国撃破ならず サヨナラ負けの死球判定に物議

 東京五輪選手村の段ボール製ベッドをふざけて破壊する動画が、国際的な非難を浴びた野球イスラエル代表が29日、野球1次リーグB組初戦で韓国に死球押し出しでサヨナラ負け。その死球判定がまた新たな物議を醸している。

 「この段ボール製ベッドを壊すために、何人のイスラエル人が必要かを調べてみよう」。26日に「TikTok」に投稿された動画で、ベンジャミン・ワンガー投手(24)がそう切り出すと、ベッド上に次々と選手が乗って飛び跳ね、9人目でベッドが壊れた。

 この悪乗りに国内外から批判が殺到すると、動画は数時間後に削除されたが、イスラエル五輪委員会は「行為を非難し重く受け止める」と声明を発表。ワンガーが「敬意を欠く行為だった。ベッドの性能をアピールしたかった」などとざんげする動画を、この日の初戦を前に日本メディアに向けて送付した。

 とんだ騒動を経てプレーボールを迎えたイスラエルだが、2008年北京大会金メダルの韓国を相手に大健闘。17年のワールド・ベースボール・クラシック初戦で金星を挙げ、韓国を1次リーグ敗退に追い込んだ因縁を思い起こさせるシーソーゲームとなった。

 1点を追う9回には韓国守護神の呉昇桓(元阪神)から、ラバーンウェイがこの日2発目の同点ソロを放ちタイブレークの延長戦へ。だが10回、2死満塁から打者のユニホームをかすめる死球を与えてサヨナラ負け。ネット上では、死球判定ですぐさまガッツポーズした韓国の打者に「当たりにいってるだろ」という批判や、球審を務めた日本の森審判へ「審判ちゃんと見ろ」といった疑問の声も上がった。