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久保を覚醒に導いた「ドーハの教訓」 守備で成長受け継ぐ森保、長谷川両監督の思い きょう準々決勝NZ戦 (1/2ページ)

 東京五輪サッカー男子は31日、準々決勝4試合が行われ、日本代表はカシマスタジアムでニュージーランド代表と対戦。4戦連続ゴールの期待が懸かるエースMF久保建英(20)=レアルマドリード=を覚醒に導いたのは、本人が生まれる8年前に選手として「ドーハの悲劇」を味わった2人の監督だ。

 2011年に10歳の若さで海を渡り、スペインの名門バルセロナの下部組織でも順調に成長を続けた久保だったが、未成年選手獲得の規約を破ったクラブに下った制裁により未来が暗転。公式戦に出られない状況に陥ったため帰国を決断し、15年3月からJ1・FC東京の下部組織に移った。

 17年11月に同クラブで初めてのプロ契約を結んだものの、元日本代表FWの長谷川健太監督(55)は18歳の久保に対して、「オフ・ザ・ボールの動きが少ない。突き抜けている選手ではない」と強烈なダメ出し。あえてJ1の試合では使わず、J3(FC東京U-18)で修行させた。

 この状況を逐一チェックしていたのが当時、西野朗監督率いる日本代表のコーチだった森保一監督(52)だ。

 図抜けた技術を持つ久保を早くJ1で重用するべきとの待望論もあるなか、J3を視察しながら「健太さんの指摘はよくわかる」と深く同意。現代サッカーでは攻撃の選手でも必ず要求される守備面の成長を、日本代表で戦友だった長谷川監督と密にコンタクトを取りながら待ち続けたのだった。

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