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【東京五輪スペシャルトーク】貴乃花 サッカー最後の5分を制する筋肉「骨付きカルビの皮のところ鍛えろ」 (1/2ページ)

 サッカーは観客と大勢の人を躍動させることができる。世界で最も競技人口が多い。それだけに世界大会で日本代表は、期待値以上を熱望されます。実力と歴史と文化の力を見せ合う競技でもあり、監督と選手の歴史が重なり合い結果となる、過酷な戦術を巧みに行使し合う、唯一無二の競技であると思います。

 サッカーは90分ですが、最後の5分が本当の勝負だと思います。名選手はそこで試合を決めるシュートを放っている。大地を踏みしめる力と足腰の柔らかさが、そこにつながっています。

 人間は切羽詰まったところで、緊張や疲労も含めて身体が動かなくなります。乳酸が溜まると一流選手でも筋肉は動かなくなります。教科書に出てこないような骨格筋、骨付きカルビでいったら皮が剥がれるところ、父(元大関貴ノ花、先代二子山親方)は「あれを鍛えるんだ」と言っていました。相撲でも同じですが、最後はそこに頼るしかありません。

 2002年の日韓W杯のときには、セネガル代表が貴乃花部屋に来て稽古を見学されたのですが、「まわしをつけてみたい」という選手が何人かいました。そこでご指導すると、みんな四股を踏めた。インナーマッスルが柔らかいのでしょう。この身体のバネがあるから、激しい当たりでも倒れない。さすがW杯に出場する世界の選手はすごいと驚きました。

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