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“お家芸”バトンワークに限界 日本、辛くも予選通過 陸上400メートルリレー勢力図が激変 米国まさかの敗退、C・ルイス氏も辛辣 (1/2ページ)

 ■男子400メートルリレー 

 陸上男子400メートルリレーで大波乱。5日の予選で2019年の世界陸上を制した米国が敗退し、前回リオデジャネイロ五輪で銀メダルの日本も全体9位のタイムで辛くも6日夜の決勝に駒を進めた。新興国が台頭して世界の勢力図は激変中だ。

 予選1組のレース後、日本の多田修平(25)=住友電工、山県亮太(29)=セイコー、桐生祥秀(25)=日本生命、小池祐貴(26)=住友電工=の4人は「安全バトン」と口をそろえた。確実なバトンパスを優先した結果、日本記録37秒43を大きく下回る38秒16で全体9位。同2組で6位の米国の38秒10より遅かったが、自動的に勝ち抜けとなる各組の3着以内に滑り込んだため、組み合わせに恵まれて6大会連続の決勝進出を果たした。

 予選を走った4人のうち多田以外は100メートルで9秒台の記録を持ち、史上最強メンバーの呼び声高い今大会だが、「国内で9秒台ばかりに気を取られている最中、もともと個人の走力が高い英国はバトン練習を増やした。ほかの国もこれまであまり力を入れていなかった、バトンワークに目を向け始めている」と陸上関係者は指摘。お家芸の緻密なバトンパスで、大きな優位をつくれなくなっては苦戦も必然だ。

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