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【水沼貴史 オヤジのためのサッカー塾】さあW杯最終予選!! GK谷晃生がA代表に抜擢されたワケを知りたければ…足元に注目

 森保ジャパンがいよいよ、W杯最終予選に挑みます。初戦は9月2日のオマーン戦(吹田ス)、続く同7日の中国戦はコロナ禍のため中東カタールで開催されます。

 発表されたA代表メンバー24人のうち、東京五輪代表からはGK谷晃生(20)=J1湘南=が初選出されました。抜擢の理由を知りたければ、彼はGKですが、ぜひ足元に注目していただきたい。とにかくシュートを打たれたときにバランスが崩れないんです。

 GKがシュートを止める際、例えば右側に少しでも体が動いてしまうと、打つ方もプロならしっかりチェックして冷静に左を狙います。ところが谷はギリギリまで動かない。両足がしっかり地面にへばりついて安定している。いいGKというのは瞬発力や判断力の良さで優劣が決まると言われますが、シュートを防ぐためには最後まで体のバランスを崩さず動かないことがとても大切。GKの安定感に直結する技術なんです。

 そして上背です。公称190センチ。代表GKには197センチのシュミット・ダニエル(29)=ベルギー1部シントトロイデン=もいますが、国内組では屈指の高さです。

 また、代表でもクラブでもGKは先輩から後輩に伝えることが多いポジション。編成では必ず1人は若手を組み込むのが通例です。今回の代表もGK川島永嗣(38)=フランス1部ストラスブール、権田修一(32)=J1清水=の両ベテランに、まだ20歳の谷という構成になりました。

 そして初招集の最終的な後押しになったのは、東京五輪での活躍でしょうね。最終予選はコロナもあって、これまで以上に何が起きるかわかりません。谷がA代表デビューとなれば、なおのこと大きな経験を得ると思います。(元J1横浜監督・水沼貴史)

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