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【中山徹 俺にも言わせろ】稲見萌寧の勝ちっぷりに「強気は無敵」と改めて実感 ニトリレディスで逆転優勝 (1/2ページ)

 東京五輪銀メダリストの稲見萌寧(22)が、ニトリレディスで逆転優勝を飾った。五輪後での初Vは強気のパットが勝因だったと思う。ショットに関しては五輪前に一時不調に陥ったものの、修正を果たして銀メダル奪取し、出来上がっていた。あとはパット次第という状態での優勝は、今後の賞金女王タイトルに向けて好材料となるだろう。

 届かなければ入らない。パットの格言を地で行く稲見は、つねにカップオーバーの距離感で打っていた。ショートやミドルパットはもちろん、ロングパットでもカップに届かせる。カップを外したときは、30、40センチほどオーバーする。寄せるではなく、入れるイメージは自信と強い気持ちがあるからだ。ショートパットを外したときの「なんで!?」と言いたげな顏がそれを物語っている。

 よくもまぁ、いつもいつもカップオーバーで打てるな。返しのパットを外し、痛い経験をしてきたゴルファーならそう思うだろう。稲見の強気の距離感は、ゴルフを始めたばかりの子供のパットに似ていると言えば理解しやすいかもしれない。

 大人とは違って「外したら」なんて一切思わない。入れることしか考えていないから、カップめがけてガツン!と強く打ち出し、カップ奥の縁に当たってカップインすることもあれば、カップを外して何メートルもオーバーすることもある。これをベースに絶妙のタッチを加えているのだ。

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