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巨人の急失速を招いた8・31“岐阜の夜” 9月まだ1勝で守護神・ビエイラまで離脱の非常事態 (1/2ページ)

 巨人は9日のDeNA戦(横浜)で9回に3点差を追いつき、その裏のサヨナラ負けの危機も乗りきって、引き分けで辛くも3位転落を免れた。阪神から首位を奪って今月に入ったものの、チームは1日に勝ったきり4敗3分と白星がない。大ブレーキを招いた誤算は10日前、8月最後の夜から始まっていた。楽勝ムードからの暗転が阪神との首位攻防戦での2位転落につながり、果ては守護神チアゴ・ビエイラ投手(28)の離脱という非常事態にまで発展した。 (片岡将)

 

 4連敗で迎えたこの日の試合前、巨人をさらなる逆風が襲った。ビエイラの出場登録抹消が公示され、原辰徳監督(63)は「そんなにひどくないと思うんですが、いると使いたくなる投手だから。それだったら10日間の猶予の中で、コンディションを整えてもらおうという選択をしました」と説明。最短の10日間での復帰を希望した。

 ビエイラは5月3日から無失点リリーフを続け、6月下旬には流動的だった抑えに定着。ゼロ行進を続けて7、8月の月間MVPにも選ばれた。9月1日のヤクルト戦(京セラ)で連続無失点の球団記録を32試合まで伸ばし、チームの首位浮上に大きく貢献した。

 だが、前夜8月31日の同カード(岐阜)で起きた誤算が後々、大きく響くことになる。打ち合う展開からリードを5点まで広げ、原監督が8回のマウンドに送ったのはビエイラに抑えの座を譲ったルビー・デラロサ投手(32)だった。ところが5連打を浴びて2点差まで迫られ、1死も取れずKO。緊急登板の中川がしのぎ、9回はビエイラが10-8の乱打戦に終止符を打ったが、ここから守護神は3連投する羽目に。その3戦目、9月2日の同カードで約4カ月ぶりに1点を奪われ、無失点記録はストップしたのだった。

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