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巨人の急失速を招いた8・31“岐阜の夜” 9月まだ1勝で守護神・ビエイラまで離脱の非常事態 (2/2ページ)

 原監督は3日連続での登板を避ける運用を基本としてきたが、優勝争いのライバルとの直接対決で禁を破ることに。その甲斐あって、春先から首位を走ってきた阪神と順位を入れ替え、3日からの首位攻防戦(甲子園)に乗り込んだ。

 初戦は静養のためビエイラをベンチから外したが、7回に先発戸郷をピンチでも引っ張ったせいで逆転負け。2戦目は1点リードの9回にビエイラを投入も、大山にまさかのサヨナラ逆転2ランを食らった。3戦目も同点の9回にマウンドに送ったが、1死一、三塁とあわやサヨナラ負けのピンチを辛くも逃れた。

 この登板を最後に守護神はベンチに入らず、ついに“ダウン”。岐阜の夜にデラロサを炎上させたヤクルトの猛攻が、ボディーブローのようにじわじわと巨人ブルペンにダメージを広げた格好だ。

 セ球団のスコアラーは「阪神とヤクルトは小躍りしてるんじゃない? 今の巨人は先発も弱いけど、ビエイラさえ来なければ終盤の3点差くらいであきらめる必要なんて全くない」とニンマリ。当のヤクルト関係者も「正直、ビエイラには苦手意識があった。岐阜の試合から回り回って、思わぬ形とはいえ離脱になり、これから倒すのはだいぶ楽になる」と話す。

 この日もビエイラを欠く巨人の救援陣は、デラロサが2失点と相変わらず精彩を欠き、同点の9回も無死二塁から相手の拙攻にも助けられ、サヨナラ負けを逃れた。それでも今季ワースト4連敗はまだ止まっていない。首位奪取の歓喜で締めくくった8月から一転、9月の早々から正念場を迎えている。

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