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【神谷光男 スポーツ随想】法大の集団感染で東京六大学野球“異例”の日程再編 コロナに負けん!!歴史と伝統を守る仲間意識 (1/2ページ)

 11日に開幕予定だった東京六大学野球リーグ戦の開幕が1週間延期された。法大に新型コロナウイルスの集団感染が出たため、異例の日程再編となった。

 法大は8月25日付の公式サイトで野球部員33人の感染を発表し、活動停止。その後も十数人が感染した。大半が療養期間を終えたが、「いまだ練習もできない状態」と聞き、ファンの1人として法大抜きの東京五大学になっても仕方ない、と半分あきらめていた。

 エースで主将の剛腕三浦銀二(福岡大大濠)、左腕山下輝(木更津総合)両投手、強打の岡田悠希外野手(龍谷大平安)ら上位指名が予想されるドラフト候補生にとっては、最後のアピールチャンスが消滅のピンチだった。

 それでも大学側は10月9日からの対外試合を認め、これを受けて六大学連盟が日程を大幅に組み替えての延期を発表した。10月9日の立大戦で初戦を迎え、約3週間で5カードという超過密日程になることで当然、他の5校にも影響が及ぶ。

 1925(大正14)年に始まった六大学野球の理念は、あくまでもそれぞれの対抗戦。リーグ戦としては超変則になっても、対抗戦はやり抜こうという方針を他校も支持した。「法政を仲間に入れていただいた。本当にありがたい。調整不足でも相手チームに失礼のないよう全力で戦いたい」と、加藤重雄監督は声を詰まらせたという。

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