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【中山徹 俺にも言わせろ】ゴルフ脳の高さを感じさせた稲見の一戦 (1/2ページ)

 日本女子プロゴルフ選手権を稲見萌寧(22)が制した。国内メジャー初優勝で今季8勝目、ツアー通算勝利数を9勝に伸ばし、獲得賞金額は2億円を超えて同ランキング1位の座に就いた。優勝して当然のゴルフを稲見は終始繰り広げていた。

 大会開催舞台の静ヒルズCCを俺はこれまで何十回とラウンドしてコースの隅々まで知っているが、安全エリアと「そこを狙ってミスしたらスコアを落とすこと必至」の危険エリアが絶妙に配されている。それをしっかり見抜き、攻守の緩急をつけながらプレーしていたのが稲見だった。

 最終日最終組は通算12アンダー単独首位の19歳、西郷真央と、1打差で追う2位タイの稲見と44歳の大山志保。3選手による優勝争いは、東京五輪・銀メダリストとなった好調ゴルフを持続させ、モチベーションをこれまで以上に高めて臨んでいた稲見に有利だったようにも思える。1打差で金メダル奪取を逸した悔しさを晴らすために「もっと練習しなければ」「もっと体を鍛えなければ」と自分を奮い立たせてきた。表向きは「気が弱いから練習しないと自信が持てない」と控えめなコメントをしているものの、腹の奥底では「誰よりも練習しているから勝てないはずがない!」という信念を持っている。豊富な練習量でショットの自信を深めている。

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