記事詳細

【西本忠成 トラとら虎】佐藤輝、1軍復帰のカギは「打球の角度」 矢野監督「へこむことなんか何もない」初の2軍生活を糧に (1/2ページ)

 阪神の怪物ルーキー佐藤輝明内野手(22)が2軍落ちして1週間になる。初体験の2軍戦には4番打者として16日まで4試合に出場したが、セールスポイントの本塁打は出ていない。最短での1軍復帰可能日は9月20日だが、現状のままだともう少し先になりそうだ。

 1軍で残した成績は新人王に選出されてもおかしくない。主に5、6番を打ち、打率・254、23本塁打、60打点。チームの優勝争いにも大きく貢献した。魅力あふれる豪快な打撃に狂いが生じたのは8月下旬。いくら大器でも35打席連続無安打の惨状は首脳陣も見過ごすわけにはいかなかった。

 矢野監督は2軍に送り出すときこう言った。「へこむことなんか何もない。あいつの野球人生なんてまだ一歩目を踏み出したところだから…」。ある意味、ルーキーならプロの壁に当たるのは当然で、初めて経験する2軍生活は大打者を目指すうえでの糧になると指揮官は思う。

 ある日の試合前の練習では打つときのグリップの位置を下げてみた。また、ある日の居残り練習では右足の上げ方に変化をもたせた。打撃フォームを変えるというより試行錯誤が狙いだろう。球団OBは「絶不調から脱するには基本に帰るのが一番。ストライクだけを打ち返し、ボール球には手を出さない。簡単なことのようだが、この原点に戻って出直そうとする姿勢はいい」とみている。

関連ニュース