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無敗の照ノ富士、攻略のお手本は大栄翔 新横綱に初黒星つけ自身3個目の金星 くせ者が反撃ののろし

 ■20日、東京・両国国技館

 無敗の新横綱を攻略するお手本のような相撲だった。西前頭4枚目の大栄翔(27)=追手風=が横綱照ノ富士(29)=伊勢ケ浜=を寄り切り6勝目。新横綱に初黒星をつけ、自身3個目の金星を奪った。

 「組まれたり、まわしを取られたら話にならない。格下なので、思い切っていくしかない。作戦とか立てられるタイプではない。横綱に胸を借りるつもりで」とトボけたが、大栄翔は明らかに攻略法を練っていた。得意の突き押しで一気に持っていくことはできなかったものの、腰を引きまわしを取らせない。照ノ富士が苦しむところを突き押しで態勢を起こすと、2本を差し寄り切った。

 昨年11月場所と自身が優勝した今年初場所で、当時小結、関脇だった照ノ富士に連勝の実績を持つ。以降は3連敗していたが、これで対戦成績を3勝5敗とした。

 初優勝の翌春場所は8勝で勝ち越しも6勝、5勝で4枚目まで番付を下げて臨んだ今場所。「自信になる相撲だった。常に三役にいたいので、本当に戻りたいと思っている」。“照ノ富士キラー”のくせ者が反撃ののろしをあげた。