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【ロバート・ホワイティング サクラと星条旗】大谷翔平で日本を学ぶアメリカン 松尾芭蕉、正岡子規…そして宮本武蔵が説いた二刀流 ギリシャ神話のイカロスに大谷を重ね (4/4ページ)

 ■えっ大谷vs大谷!?

 彼はこう問いかけた。もし科学の力によって、そっくり同じ大谷を2人造り出せたとして、その2人を投手と打者で対決させたらどうなるだろう?

 彼の答えはこうだ。3回対決すれば最低2回は投手が勝つのが普通だから投手の勝ち、と言いたくなる。だがここでは左打者の大谷が右投手の投球を打つことになるため、ヒットの可能性が上がる。また打者大谷はおそらく投手大谷の投球パターンや戦術をよく研究しているだろうが、逆はそうでもないだろう。一方、打者大谷はフォークボールに対する成績がいまいちだ。となると投手大谷に賭けるのが正解か。

 野球の歴史を築き上げていく大谷への賛辞は今後も続々と出てくるだろう。その時はまた本コラムで情報を伝えていくとしよう。アメリカ人はこと大谷に関しては飽き足らないと見える。

 ■Robert Whiting 作家。米ニュージャージー州生まれ。『和をもって日本と成す』(1990年)で日本のプロ野球の助っ人外国人を描き、独特の日米文化比較論を展開した。この逆バージョンともいえる本コラム「サクラと星条旗」は2007年から好評連載中。

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