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【福島良一 メジャーの旅】ジャイアンツの元巨人キャプラー監督の手腕に注目 データ分析とバイオメカニクスでリーグ最多本塁打マーク (1/2ページ)

 大リーグはペナントレースの熱気と興奮冷めやらぬうちにポストシーズンが開幕。世界一を賭けた熱戦の火蓋が切って落とされた。そのプレーオフ出場10チームの中で、最大の驚きはジャイアンツだろう。

 今季、ナ・リーグ西地区は前年世界一ドジャースと大型補強したパドレスの一騎打ちと思われた。ところが、プレーオフ進出の可能性はわずか8・9%と予想されたジ軍が快進撃。シーズン最終日に9年ぶり9度目の地区優勝を決めた。

 そのジ軍を率いるのはゲーブ・キャプラー監督。現役時代はボディービルダーからプロ野球に転身した変わり種で、「誰よりも貪欲な姿勢を見せた」というファイター。2004年レッドソックスの世界一に貢献し、翌年巨人でもプレーした。

 現役引退後はド軍の育成部長を経て、18年からフィリーズの監督を歴任。20年にはド軍時代の上司でもあるファーハン・ザイディ編成本部長に「われわれの最優先事項である勝利への意欲を持つ人材」と高く評価され、ジ軍の監督に迎えられた。

 彼が最初に手掛けたのはコーチ陣の入れ替えで、新たに12人も若くて優秀な人材を採用。そのうち9人はメジャー経験がなく、3人はマイナー経験すらなし。その一人、初の女性コーチとしてアリッサ・ナッケンを招聘(しょうへい)し話題にもなった。

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