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難敵・豪州に辛勝も 森保監督、続く綱渡り ボランチ3人、采配大きく変更 勝てたのはホームで観客増のおかげ? サッカーW杯アジア最終予選 (1/3ページ)

 腹をくくって勝ち取った。サッカーW杯カタール大会アジア最終予選(12日、埼玉スタジアム)で土俵際の日本(世界ランキング26位)は難敵オーストラリア(同32位)に2-1の辛勝。負ければ解任確実だった森保一監督(53)は首の皮一枚つながり、自動的にW杯出場権を得る2位以内へ望みをつないだ。これで2勝2敗の勝ち点6。最終予選はまだまだ6戦も残っており、森保監督は綱渡りの戦いが続く。(夕刊フジ編集委員・久保武司)

 なんとか取れた勝ち点3だ。負けたらW杯出場権はもとより、日本のサッカー人気ももはやここまでとなりそうな崖っぷちだった。

 競り負け続けたチームが競り勝てたのは、森保監督が動いたことにある。「私自身の心構えは守りに入らず、勝利をつかみとりにいく采配をしたかった。それが積極的だったかどうかは、みなさんの評価にお任せします」とサポーターに委ねた。

 解任覚悟の一戦だった。森保監督は試合前の国歌斉唱で涙ぐみ、試合後には選手、チームスタッフばかりか専属シェフまでも集合をかけて全員で円陣を組み、「ここからW杯に向かっていくんだ、絶対に出場するんだ」と鼓舞。最後は客席へ「みなさんのおかけで勝つことができました。一緒に戦ってください。一緒にカタールに行きましょう」と叫んだ。

 確かにこの試合はこれまでの采配とは違った。森保監督は攻守のハンドリング役のボランチを1枚増やす布陣に変更。ぶっつけ本番で遠藤航(28)=シュツットガルト=を中心に田中碧(あお、23)=デュッセルドルフ、守田英正(26)=サンタ・クララ=の3人ボランチにゲームメークも任せ、軸にした。

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