記事詳細

Vの期待も…阿炎、上位と対戦なき快進撃 昨年、コロナ禍のキャバクラ通いで3場所出場停止後7場所ぶりの再入幕

 ■大相撲九州場所10日目=23日、福岡国際センター

 西前頭15枚目の阿炎(27)=錣山、写真=が西前頭8枚目の翔猿(29)=追手風=を突き出しで破り9勝目。全勝の横綱照ノ富士を1差で追う。

 コロナ下の昨年7月場所中にキャバクラ通いが発覚。3場所出場停止で西幕下56枚目まで番付を下げたが、7場所ぶりの再入幕で快進撃だ。昨年初場所の徳勝龍、昨年7月場所の照ノ富士に続き3人目の再入幕Vの期待も高まりつつある。

 本人は「正直、何も変わっていない。一番一番、集中して相撲を取ることだけを考えている」と泰然自若。小結4場所、敢闘賞2度で白鵬から金星も奪っている実力者だけに、番付上位の力士との対戦がなければ白星街道もうなずける。

 気になるのは、取組を組む審判部の動きが相変わらず鈍い点だ。徳勝龍の優勝時には千秋楽に慌てて大関貴景勝戦を組んだものの、上位とほぼ対戦がなかったことが問題視された。今年秋場所にも西前頭十枚目の妙義龍に優勝の可能性が出ると、急きょ14日目に大関正代と当てた。ともにあおりで大関同士の対決が消滅するあたり、審判部の無計画ぶりがうかがえる。今場所の阿炎も11日目になっても上位と当たらず、東前頭7枚目で2敗の宇良と対戦する。